『THE SDGsアクションカードゲーム クロス』は、金沢工業大学で社会課題解決型ビジネスの研究をおこなう平本督太郎研究室と、社会課題解決に取り組む株式会社REBIRTH PROJECTによる有志チームが制作したSDGsに対するアイデアカードです。
SDGsとは、「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略で、2015年に国連で開かれたサミットで2016年から2030年までの世界共通の目標とされています。大きく17の目標があげられています。
- 多くの人にSDGsを知ってもらうには?
- 社会をよりよくするためのアクションを増やすには?
という視点でカードをつくられています。
使い方
カードは、トレードオフカードとリソースカードがあります。
トレードオフカードには、SDGsの目標と、目標を達成するためにトレードオフの課題が書かれています。
リソースカードには、課題解決のためのアイテムがかかれています。
まず、ファシリテーターがプレイヤーにリソースカードを3枚配り、トレードオフカードを1枚だします。
プレイヤーは、リソースカードを使って課題解決アイデアを提案します。
次のプレイヤーは、さらに、前のプレイヤーにのっかてさらにアイデアを提案します。
例えば、写真のようにファシリテーターが
「環境のためにエアコンを使わないようにしたら、熱中症になりかけた」というトレードオフカードをだしたら、
最初のプレイヤーが飛行機のリソースカードをだして
「涼しいところに、旅行にいくキャンペーンをする」
次のプレイヤーがSNSのリソースカードをだして、
「さらに、賢く熱さを避ける方法をSNSでキャンペーンする」
その次のプレイヤーがフリーマーケットのリソースカードをだして、
「さらに、涼しく過ごせるグッツをフリーマーケットで売る」
といった感じです。
最後にグループで、アイデアをまとめてファシリテーターにプレゼンします。アイデアを投票で得点をつけて、勝負したりもできます。
体験してみた感想
5人で1時間弱で何回かアイデア出しをやってみました。
リソースカードに「VR」とか「有名人」など自分からかけ離れたリソースもあり、なかなか実際に実現できそうなアイデアは、少なかったですが、
- 突飛なアイデアがでて、笑いがでたりして、グループで楽しめました
- SDGsがどうゆう内容があるのか勉強になりました
- SDGsについて話し合う機会になりました
大学生が作っただけあって、大学生がSDGsや社会問題を考える学習には、使いやすいと思いました。
入手方法
REBIRTH PROJECTのオンラインショップで販売しています。
また、カードのデータは、金沢工業大学SDGs推進センターで申請をすると無料でカードゲームのデータをダウンロードできます。
『THE SDGs アクションカードゲームクロス』販売サイト(REBIRTH PROJECT)
『THE SDGs アクションカードゲームクロス』ダウンロードサイト(金沢工業大学SDGs推進センター)