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ともに生きるBear

『ともに生きるBear』は、北海道七飯町を舞台にクマとヒトの共存を考えるボードゲームです。

 

自然と地域と学術に触れる活動をする一般社団法人ハイパーイナカクリエイトと社会問題解決を目的にするシリアスボードゲームを開発する任意団体Pine Treeが共同で制作しています。

 

クラウドファンディングで目標金額の2倍以上の金額を集めた注目のゲームです。

 

『ともに生きるBear』パッケージ

遊び方

プレイ人数6人が、住人4名チームとクマ2頭チームに分かれて、クマポイントの数で勝負を競います。

プレイ時間は30分程度(わたしがやったときは1時間位かかりました)

 

クマポイントが10以下なら、ヒトとクマの共生が達成され住民チームの勝ち。クマポイントが11以上なら、クマの活動範囲が人の居住空間まで広がりクマチームの勝ちです。

 

ゲームは、まず、居住空間に食料タイルを配置し、クマと住民のコマを配置し、住民側にコインを12枚配ります。

そして、住民 → マナーの悪い人 → クマの順で進めていきます。

『ともに生きるBear』ゲームボード
ゲームボード

住民は1マス移動でき、1つのアクションができます。

 

アクションは、全住民共通で

  • 畑を作る(熊の食料になる緑タイルを置いて、1コインもらう)
  • 電気柵を設置する(クマが侵入できない電気柵をおき、設置に2コインはらう)

ができるほか、それぞれのプレイヤーの色によって

  1. 爆竹(自分のマスで爆竹を使用し、周囲1マスににクマがいた場合、クマを森マスにもどす)
  2. 罠(自分のマスに罠を設置し、そこにクマが通ると罠を取り除き、クマを森マスにもどす)
  3. 呼び寄せ(任意のプレイヤー1人を自分のマスによびよせることができる)
  4. ドローン(1回に任意の2カ所を指定し、そのマスにクマがいたら、クマは森マスにもどす)

4つのアクションがつかえます。

 

クマは、2マス動けます。住民にわからないように、どこに移動したかを紙にかいていきます。

クマは食料タイルが置かれたマスを通過または止まった時に、食料タイルを得て、クマポイントになります。

住民がいるマスを通過した時は、通過したしたことを告知し、

住民がクマがいるマスに住民が移動した場合は、クマは任意の森マスへ逃げます。

 

マナーの悪い人は、ハプニングカードを引き、カードの番号のマスへ移動し、食料タイルを2つ置きます。

 

順番で進めていき、1年4ターンで、2年間行って、クマポイントが10ポイント以下なら住民側の勝利、11

ポイント以上でクマ側の勝利になります。

 

『ともに生きるBear』住民のカード
住民のカード

体験した感想

住民側になった場合は、クマの対策をしていく協力ゲームのようで、クマ側は、住民をかいくぐって食料タイルを集めていくパズルのようでした。

マナーの悪い人のだした食料を、クマがとってしまい、マナーの悪い人がクマの生育に影響を与えるのが実感できました。

 

ゲーム終了後は、クマの動いたところを答え合わせする感じで、住民側の予測とクマ側のかけひきがわかって面白かったです。

 

また、ゲームをやった感想を話し合うことで、実際のクマの問題を考えるキッカケになりました。

『ともに生きるBear』ゲームイメージ

入手方法

ゲーム制作のクラウドファンディングは終了しましたが、興味ある方は、Pine Tree に問い合わせてみてください。

 

 クラウドファンディング クマとヒトの共存について考える、シリアスボードゲームを開発したい!

 

 任意団体 Pine Tree