マザーアイランドは、世界遺産 小笠原諸島の自然が学べるカードゲーム
島にやってくる生き物たちを受け入れて、自然豊かな島にしよう!
環境教育関係のイベントで小笠原母島観光協会の方と同室だったのがキッカケ。雨の日にできるプログラムを探していて、BEANS BEEの環境学習ゲーム実施の依頼があり、内容を話していくなかで、せっかくなら、小笠原独自のカードゲームがあるといいね、と一致して開発を始めました。
実際に、小笠原諸島に行き、現地をまわり、自然ガイドや自然保護員の方々に意見を聴いて、ゲームの形ができたところで、クラウドファンディング「Makuake」で支援を頂き製品化しました。
先生が板書きし生徒に教える形式でなく、アクティブラーニングなど、生徒自身が考える学習が求められている中で、ゲームを授業で活用する事例もでてきています。『マザーアイランド』は、高校の生物基礎や生物の生態系の授業でも、ご活用して頂いております。
生態系の授業では、裸地→草本→木本に植生が移り変わっていく「遷移」の考え方がルールに組み込まれていて、すぐに理解できます。また、「外来種」がゲームの勝敗に影響を与えるので、外来種の問題についても学べます。
ゲームから、「固有種」「生息地」「被食-捕食」「世界自然遺産」「適応放散」といった概念を説明していくこともできます。
ゲームを実施した後なら、これらの概念がイメージしやすいので、生徒の理解も進むでしょう。
また、小笠原諸島は、西ノ島の噴火、ノヤギ、グリーンアノールの外来種の問題、アホウドリ、オガサワラシジミの絶滅危惧種の繁殖など、様々なトピックが報道で取り上げられているので、実際の自然環境で起きていることに話題を広げることもできます。
その他、下記のような感想も頂きました。
先生の感想
生態系・植生の分野は時間軸が長い話なので教科書の知識を覚える授業になりがちだったのですが生徒が楽しく体験しながら生態系について考えることができ、マザーアイランドはとてもよい教材になると感じました。
生徒の感想
・すごく楽しかった!またやりたい。
・生態系の細かいところまで知れたような感じがする(島を豊かにするには草本が大事ということなど)
・ある特定の草や木じゃないと住めない動物がいて少し驚きです。
・オガサワラOOみたいなのが沢山いてそれだけ、大事な動植物がいるんだなと思いました。
・オガサワラススキとムナグロを覚えられました。
雑誌「理科教室」で『マザーアイランド』の授業での活用事例を「カードゲームを用いた遷移の授業」として報告をして頂きました。
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スーパーサイエンスハイスクール(SSH)の予算で、ご購入頂いた高校もあります。
カード80枚 紙ボード4枚 説明書1部
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