ネイチャーゲームとは?
アメリカのナチュラリスト、ジョセフ・コーネル氏が1979年に発表した著書『Sharing Nature with Children』が起源となっている自然体験プログラムです。日本では、日本シェアリングネイチャー協会が展開しています。
ネイチャーゲームの日本での普及が始まって30年以上が経ち、これまでに4万人以上が養成講座を受講した、よく知られたプログラムです。
プログラム内容
自然に関する知識や年齢に関係なく楽しめるプログラムです。また、自然の中だけでなく、町中の公園や、学校の校庭など様々なフィールドでも実施できます。
五感をつかって、自然が体験できる様々なアクティビティがあり、自然体験が求められる保育や小学校の現場でも活用されています。
それぞれのアクティビティには、
- 熱意をよびおこす
- 感覚をとぎすます
- 自然を直接体験する
- 感動をわかちあう
4段階のマークがついていて、アクティビティの順番を考えて、1日のプログラムを計画できるようになっています。
アクティビティの例(フィールドビンゴ)
フィールドビンゴのカードを配り、カードの内容を確認します。
カードの項目に中にあるものを、フィールドにでて、五感を使って探します。
集合の合図で集まって、発見したものをについて話し合います。
最後に、ビンゴの数を発表してもらいます。
ビンゴを集める遊びをしながら、自然の様々な特徴に注目して、自然観察することができます。
養成講座
ネイチャーゲームリーダー養成講座を受けて資格を取得すると、テキストがもらえ、ネイチャーゲームリーダー(自然案内人)として、ネイチャーゲームのアクティビティを実施することができます。
シェアリングネイチャー協会の地域ネイチャーゲーム/シェアリングネイチャーの会で指導ができます。
ネイチャーゲームリーダーの資格取得後、実践活動や研修会への参加による単位の取得して認定講座に通ると、
- 講師として活動できるネイチャゲームインストラクター
- 活動を広め地域づくりをするコーディネーター
- 養成講座を実施できるネイチャゲームトレーナー
などの上位の資格もあります。
体験した感想
ネイチャーゲームリーダー養成講座に参加して、「動物交差点」「ミクロハイク」「カモフラージュ」などいくつかのアクティビティを体験しました。体を動かしたり、いろんな場所にいって探したり、体験したことを話し合ったり、知識よりは五感を使うアクティビティが多く、感覚的に自然に親しめます。
特に、都市で生活して、自然と触れ合う機会の少ない子供たちには、自然の世界を知る原体験になるので、多くの子供たちに体験してもらいたい活動だと思いました。
受講方法
全国各地で体験イベントが開催されているので、まずは、参加して体験してみるのがおすすめです。
さらに、自分でも実施したい方は、ネイチャーゲームリーダー養成講座も定期的に開催されています。
シェアリングネイチャー協会のウェブサイトで案内があるので、チェックしてみてください。