『ぼくらの里山いきものゲーム』は、NPO法人 樹木・環境ネットワーク協会が、「トヨタ環境活動助成プログラム」の助成を受けて制作したボードゲームです。
里山保全活動を模擬体験し、ひとつひとつの作業が里山にどのような変化をもたらすかを学ぶことがきます。
1グループ5~6名で1セット使用して、50分程度で実施できます。
対象は中学生以上で、ゲームを何セットか用意して、グループで協力しあって、グループ対抗で実施できます。
遊び方
プレイヤーは、生き物が少なくなった里山で作業を行い、いきものを復活を目指していくゲームです。
4~5人のチームでゲーム1セットを使い、チーム対抗で、時間内により早く目標とする指標種を復活させたチームが勝ちです。
(カードに表示される「里山ポイント」の合計ポイントで競うこともできます。)
まず、作業カード、いきものカード、環境カード、を里山ボードのまわりに置きます。
指標種カードを白黒面を表にして、里山ボードの指標カードの欄に置きます。
作業カードを1枚引いて、サイコロを振り、出た目に応じた作業効果分のいきものカードをゲットします。
ただ、いきものカードには、「NEEDS」があるものがあり、「NEEDS」がそろっていないと復活できません。
その場合は、里山ボードの「キープ中のいきものカード」の場に置き、「NEEDS」がそろったときに復活します。
次のプレイヤーが作業カードを1枚引いて、同様に進めていき、時間内により速く目標とする指標種を復活させたチームが勝ちになります。
体験した感想
1グループで体験してみたので、グループ対抗にはなりませんでしたが、楽しめました。
いきものカードがあっても、必要な環境が整っていないと生存できない「NEEDS」があったりして、生態系のつながりがみえたりしました。
また、間伐などの作業カードでサイコロを振ると、いきものカードが減るときと、増えるときがあって、里山管理の作業によって一時的には、いきものが減ることもあるけれど、また、いきものが復活してくる感じなどが体験できました。
参加人数の分、ゲームセットかそろえれば、総合の時間で身近な里山のことを学ぶのにも使えそうだと思いました。